PS3の問題について
PS3の問題について色々考えてみました。
はじめに、旧型PS3所持者でデータの破損が嫌な方は、PS3を起動せずに静かに見守るのが現時点での最良策かと思います。
◆現象
2010年3月1日9時以降に一部の旧型PS3(※)を起動すると、何故か日付が2000年3月1日にリセットされる。
この状態でトロフィーデータ、セーブデータ、カスタムテーマにアクセスしようとするとデータが破損した状態となる為、
破損したカスタムテーマが使用出来ない他、一部のゲームが起動できなくなる。
※旧型でも80GBは一部大丈夫。新型は全部大丈夫らしいです。
※内部のデータが実際に破損しているかどうかは不明です。Windowsが起動出来なくなっても別のPCからデータの吸出しが可能な様に、PS3本体が復旧すれば読み込めるようになる可能性もあります。
◆原因
個人的に説得力があると思うのは、PS3内部の隠し時計が異常をきたしているという説です。
PS3本体には隠し時計と本体時計が有り、その同期が取れていない場合にトロフィーデータなどへのアクセス認証が上手くいかなくなる。
その結果、一部データが破損データとして扱われてしまう。という説です。
この説の中にもうるう年説や、桁あふれ等様々な可能性があるかと思いますが、
世界的に同時発生している事から時計が何らかのトリガーになっている事は間違いないかと思います。
◆解決策
上記原因が妄想では無かった場合の解決策ですが、
A.ソフトウェア的な修正が可能かどうか
B.不具合が発生した状態のままPSNへのサインインが可能かどうか
で分かれると思います。
破損データについては【PSNサインインに必要な情報も破損しているのか】がネックになりますが、解決策の議論としては一先ず置いておきます。
1.ソフトウェア的な修正が可能、PSNへのサインインも可能な場合
⇒ファームウェアのアップデート同様、ネットワーク経由のアップデートで修正!
これが一番被害が少ないパターンだと思います。
2.ソフトウェア的に修正可能だが、PSNへのサインインは不可能な場合
⇒緊急用にブラウザからの更新機能等が用意されていなければ、
ネットワーク経由のアップデートはほぼ不可能かと思います。
修正パッチが配布されるのを待つしかありません。
3.ソフトウェア的に修正不可能な場合
⇒修理対応しかありませんね…。
☆隠し時計が単に日付を間違えていただけの場合
ソフトウェア側でわざと日付を間違える様な仕組みを作れば復旧が可能?
☆破損データの復旧について
「破損データ」がアクセス時に本当に破損状態になるのならば、
例え修正パッチが来てもPS3を起動した時点でかなりヤバイ事になりますね。
この場合も修理に出さなければ復旧できませんが、
修理に出してもデータが復旧する可能性は低いような気がします。
◆まとめ
色々書いてきましたが、兎に角今はソニーの公式発表を待つしか無いようです。
データを壊したく無い方は、PS3本体を起動しな方が良いでしょう。
ただ此処まで酷い事になっているにも拘らず、PSNの障害とだけ伝えている事を考えると、
あまり良い結末は期待出来ない様な気がするのは私だけでは無いでしょう。
◆追記
どんな完璧に復旧したとしても、期限付きの有料コンテンツに関してはどうしようもないんですよね。
規約に何と書いてあるかは分かりませんが、PSN自体の障害と伝えているのはそこら辺の事情もあったりして。
☆追記
どうやら3月2日の時点で治ったようです。
破損データも治った後は読み込めるという話を聞きました。
良かった良かった。ただソニーが失った信用は大きいでしょう…。
個人的には2030年にも同じ事が発生するのかどうか気になりますw